STORY

「神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。
神々と同じように、残酷になることだ」

若くしてこの世を去った天才女優。
ある種の伝説的な存在となった彼女は、壮絶なる演劇の果てに一つの真実を得た。

月日は経過し、春が訪れる。
主人公・瀬和環は、新入生歓迎会にてとある演目を目にすることになる。

「劇団ランビリスへようこそ!」

ゲリラ的に開催された、学生劇団による突発公演。
かつて、天才子役としてデビューしながら、演劇の道を断った主人公は、懐かしい思い出に駆られていた。

「ちょっと、見に行こうぜ」

野次馬根性から始まる、不条理の物語。
幕を開けた物語は、終わりを迎えるまで止まることはないのだろう。

芝居を愛する天才少女、架橋琥珀。

演劇の申し子、匂宮めぐり。

人気急上昇中のネットアイドル、天使奈々菜。

役者を諦めた裏方少女、箱鳥理世。

「最高の演劇にしよう!」

彼らが掲げるは、北欧神話をモチーフとした舞台”フィリア”公演。
まばゆいスポットライトを浴びながら、物語の上で踊る彼女らは美しい。

白髪赤目が導いてくれる。
君にとっての、都合のいい結末を――。

本編ストーリー